フェムテックの導入で働きやすい職場づくりを――東京都「フェムテック導入による職場環境の整備等奨励金」のご案内
生理痛やPMS、更年期症状、産後の不調など女性特有の健康課題は、働き続ける上で大きな壁になることがあります。東京都は、フェムテック製品・サービスの新規導入や設備整備を含む職場環境づくりに取り組む都内企業等に、定額20万円の奨励金を支給します。
「フェムテック導入による職場環境の整備等奨励金」とは
女性特有の健康課題に向き合い、働きやすい職場環境づくりを進める企業等を支援する東京都の事業です。フェムテック(Female × Technology)を活用した製品・サービス等の導入をきっかけに、福利厚生制度の整備・拡充や職場環境の改善を目指します。
昨年度の導入事例①
建設業A社(従業員39名/うち女性従業員9名)
社内意向調査を行った結果、「生理痛を抱えたまま勤務している」「不妊治療の通院と仕事の両立が難しい」「生理休暇が取得しにくい(男性上司に言いづらい)」など、女性従業員がさまざまなステージで健康課題を抱えていることが明らかになりました。
同社は、すべてを一度に解決することは難しくても、男性従業員も含めて会社全体で理解を深め、安心して働ける職場づくりを継続することを目標に、環境整備への取り組みを開始しました。
奨励金の申請を契機に、女性用トイレにノンタッチサニタリーボックス(手を触れず、センサーでフタが自動開閉する生理用品の汚物入れ)を設置しました。また、生理用品の常備や、職場での冷え対策として携帯カイロの常備を行ったほか、男性従業員も含めた勉強会やeラーニングも実施しました。こうした取組の発信を進めたことで、連携や情報共有が広がり、今後の活動のさらなる広がりも期待されています。
昨年度の導入事例②
情報通信業B社(従業員18名/うち女性従業員9名)
社内意向調査の結果、PMSや生理痛、更年期症状により、仕事のミスや欠勤、時間休・有休を取得せざるを得ない状況が明らかになり、重い生理痛で救急搬送に至ったケースも確認されました。
同社は、PMSや生理痛が重いにもかかわらず無理をした結果、業務に支障が出ている状況を課題と捉え、症状の緩和と安心して働ける環境づくりを始めました。
奨励金の申請を契機にオンライン診療・ピル処方サービスを導入した結果、女性従業員からは「オンラインなので気軽に相談できる」という声が多く上がり、生理痛で悩んでいた女性がオンライン診療の受診や低用量ピルの検討につながったほか、社内意向調査の結果を男性従業員にも共有することで、社内理解も深まりました。
奨励金の概要
- 交付額:20万円(定額)
- 対象:都内で事業を営む企業等
- 主な要件:都内勤務の「常時雇用する女性労働者」を2人以上雇用していること(その他要件あり)
- 予定社数:30社(予定社数超過の場合は抽選、先着順ではありません)
スケジュール
- 事前エントリー受付:9月24日(木)10時〜10月2日(金)17時
- 申請書類提出期限:10月22日(木)※電子申請は17時まで/郵送申請は必着
- 奨励事業実施期間:11月25日(水)〜2月10日(水)
詳細・募集要項
募集要項や様式、詳細は「TOKYOはたらくネット」をご覧ください。
お問合せ
はたらく女性スクエア(東京都労働相談情報センター青山事務所)
フェムテック導入による職場環境の整備等奨励金担当/03-6427-7518(9時〜17時、土日祝・年末年始除く)